今日のみ言葉


今日の『み言葉』(聖書朗読箇所)をよく噛んで、ゆっくり味わいながら頂くように致しましょう。
『み言葉』はリンク先「今週の聖書朗読」で読むことが出来ます。
どうぞご利用下さい。

前のページ 目次 次のページ

2013/03/15  四旬節第4金曜日 知恵 2/1a,12-22 ヨハネ 7/1-2,10,25-30
 
 今日の福音箇所(ヨハネ7章)において、エルサレムの人々は、自分たちはイエスのことなら何でも知っていると高ぶり、イエスはマリアと大工ヨセフの息子であるということ、またイエスの出身地がガリラヤ地方のナザレであることも知っていると言って、何でも知っていると思い込んでいます。
 
 これに対して、イエスは「あなたたちはわたしのことを知っており、どこの出身かも知っている」と返答しつつも、続けて「わたしは自分勝手に来たのではない。わたしをお遣わしになった方は真実であるが、あなたたちはその方を知らない。わたしはその方を知っている」と語っています。つまり、あなたたちは自分たちがわたしを知っていると言うが、実は1番大切なことを知っていないと答えているのです。
 
 果たして今日のわたしたちはどうでしょうか?もしかすると「わたしはイエスのことを知っている」と思いこんでいるだけなのかもしれません。では、1番大切なこととは一体何でしょうか?
 
 実は、イエスは同じヨハネ福音書の6章で既にこう語っています。「わたしが天から降ってきたのは、自分の意志を行うためではなく、わたしをお遣わしになった方の御心を行うためである。(それは)わたしに与えて下さった人を一人も失わないで、終わりの日に復活させることである。」イエスがこの世に来られたのは、わたしたちが一人残らず救われるためであるというのです。にもかかわらず、そのことを理解できなかったエルサレムの人々によって、イエスは十字架につけられてしまいます。しかし、十字架上で自分を殺そうとしている人々を「ゆるすこと」こそが、「わたしを遣わされた方の御心」だったのではないでしょうか?
 
 この四旬節中、何でも知っていると日々、高ぶる私たちを全面的に受け入れて、ゆるして下さる方、これが救い主の真の姿であることをもっと深く知ることができますように。
 
ぼすこ

ホーム  今日のみ言葉  週日のみ言葉と福音朗読  主日の福音朗読(A年)  主日の福音朗読(B年)  主日の福音朗読(C年)  祝祭日等 固有の福音朗読  神の言葉  リンク 


メールはこちらまで。