今日のみ言葉


今日の『み言葉』(聖書朗読箇所)をよく噛んで、ゆっくり味わいながら頂くように致しましょう。
『み言葉』はリンク先「今週の聖書朗読」で読むことが出来ます。
どうぞご利用下さい。

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2013/03/07  四旬節第3木曜日 エレミヤ 7/23-28 ルカ 11/14-23
 
 聖書の中では、神が造られた天使の一部が神に背いて堕落したとされています。それが悪魔です。サタンは抽象的な存在ではありません。悪い者、神に逆らう天使の事です。「最初から殺人、・・・・偽り者・・・・、(偽りの)父」(ヨハネ8,44)であり、「全人類を惑わす者であるサタン」(黙示録12,9)とあります。サタン、と言う名前そのものが「誘惑する者」を意味します。従って、悪魔は神を憎み、それと同様に神が造られたものをも憎みます。しかし、絶対に神に勝つ事はありません。何故なら、サタンは弱い者であり、イエスは、力ある者を縛ります。悪魔は永遠のものではありません。永遠の存在は、神だけです。イエスは神の聖者であり、メシアであり、悪魔は汚れた霊だからイエスは聖霊の力を持って悪霊を追い出すのです。イエスの使命は、「悪魔を破壊する為に来られた」からです(マルコ1,24)。
 
 悪魔は何一つ創造する事ができませんから、かわりに既にあるものをゆがめ、堕落させようとします。サタンが最も良く使う、最も効果的な策略の一つは、私たちの心に疑いの種を蒔く事です。私たちに神の愛を疑わせ、愛を他の関係の内に求めさせようとするのです。
 
 ではどうすればよいのでしょうか。全面的に神の約束に希望を置く事です。神の愛を疑いたくなった時には、いつも思い出しなさい、何ものも神の愛から、私たちを引き離す事はできない(ローマ8,35-39)と。神が必要なものを与えて下さる事を疑いたくなった時は、いつも思い出しなさい、野の花や空の鳥を養われる神は、あなたに必要なものを全て与えて下さる(ルカ12,22-34)のです。神の赦しを疑いたくなった時は、いつも思い出しなさい、神は憐れみ豊かで、怒るに遅く方(エフェス2,4、詩編103,2)であるのです。主よ、あなたの優しさと憐れみを私は記憶にとどめます。悪魔の虚偽からお守りください。
 
 イエス・キリストは既に、死と復活によって悪魔に打ち勝たれました。そして、洗礼によって今私はキリストの勝利に与かっています。主キリストの愛から私を引き離す事のできるものは何一つない事を信じます。聖霊よ、深い信仰と神の約束への信頼で私を満たして、あなたのみ旨を行う事が出来るように強めて下さい。
 
Fr.Tadeusz
 

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