物事にはバランスがある。あるものを手に入れるためにそれに見合ったお金を払う。そのようなシステムはとても明快で、誰もが納得できるもの。
しかし「愛」はそのシステムを越えたところにある。これを忘れると、自分の善意が「こんなに時間をかけてあげたのに」「こんなに苦労したのに」「こんなに・・・」と非難や裏切られたという感情へと変わっていく。
神への愛、隣人への愛にはそのような否定的な感情は無縁だ。むしろ、何気ない行為から深い喜びがあふれ出る。そして、自分が考えもしなかったような「見返り」がいつか自分に来ることを知るようになる。
私の善意の根底にあるものは何だろう。振り返ってみよう。
KAUS
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