21世紀の日本に生きている私たちにとって「ともしび」ということばは、あまりピンとこないかもしれません。昼も夜も一日中、電気照明の光=ライトの中で生活しているからです。しかし、街の生活から離れて山に登ったり、キャンプをしたりすれば暗闇の中で輝く「ともしび」がいかに心強いものか体験できます。
今日の福音箇所において、この「ともしび」はキリストの光のことを指していると思われます。私たちの「心の闇」を照らすものです。 1年間で約3万人が自殺(=16分間に1人の死という計算になる)しているのが、今の日本社会です。そんな暗闇の社会にあって、私たち一人ひとりがそれぞれの人生経験の中で頂いた「キリストの光」を、今度は私たち自身が自分なりの生き方でまわりの人を照らす「ともしび」になるのです。
さて、私たちは自分がキリスト者であることをどのように示しているでしょうか?覆い隠したり、下に置いたりしていないでしょうか?毎日の生活を少しふりかえってみましょう。
ぼすこ
|