今日のみ言葉


今日の『み言葉』(聖書朗読箇所)をよく噛んで、ゆっくり味わいながら頂くように致しましょう。
『み言葉』はリンク先「今週の聖書朗読」で読むことが出来ます。
どうぞご利用下さい。

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2012/12/25  主の降誕 祭
 
(夜半)イザヤ 9/1-3,5-6 テトス 2/11-14 ルカ 2/1-14
 
 今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。イエスの誕生は歴史的な事実である。ルカはキリニウスがシリア州の総督であった時にイエスが生まれたと記している。イエスの誕生日は知られていない。初めの頃、教会は、キリストの全神秘を記念する復活祭だけを祝っていた。しかし三世紀になって、キリストの誕生を特別に祝う望みが生まれてきた。正確な誕生日がわかっていなかったので、もっともふさわしい日を選ぶことができた。こうして太陽神を祝う12月25日を正義の太陽キリストの誕生日にあてたのである。六世紀にはローマ建設から数えていた古い暦が、キリスト誕生の年を基点とする暦に変えられた。この計算には4〜7年の誤差があるそうだ。でもそれは重大なことではない。大事なのはイエスの誕生によって新しい時代が始まったということである。
 
 天使たちは「いと高きところには栄光、神にあれ。地には平和、御心に適う人にあれ」とこの晩、神を賛美して歌った。神の御心、それはだれも排除しない神のいつくしみである。すべての人をつつみこむ神の愛と慈しみが現われた夜、人間の新しい時代が始まったのである。父なる神は最愛の御子をおくることによって、人間と世界を肯定してくださった。これがクリスマスの喜びである。この大きな喜びを私たちも告げ知らせていこう。
 
村上康助 sdb
 
 
 主の降誕 おめでとうございます。
 
 シリア州の総督 キリニウスの時代に行われた最初の住民登録の頃ダビデ王の町ベトレヘムの馬小屋に飼い葉おけの中に布にくるまれた幼子が生まれた。
 
 父ヨセフは大工 母マリアの子として生まれた幼子。これが来たるべき救い主だという。そして今の私たちに「主が生まれた」ことを知らせています。
 
 イザヤは私たちの人生や世界を如実に語っています。暗闇の世界に大いなる光が見えた。死の陰の地に住む者の上に光が輝いた。深い喜びと大きな楽しみをお与えになった。まさにその通りです。
 
 世界は、身近な社会は様々なことが起こりました。今も片付いていません。世界には悲しみが漂っています。でも、今、世界の片隅から大きな光が輝きだしました。一人一人の光が絆のように、家族のようにつながることによって、闇の世界は次第に明るくなっていくのです。主が生まれた!救いが始まった!この良い知らせを多くの人と分かち合いながら、世界を明るくしていきましょう。
 
 全ての人の上に平和と大いなる喜びを。
       POOH
 
 
 
(早朝)イザヤ 62/11-12 テトス 3/4-7 ルカ 2/15-20
 
 
 羊飼いたちは、「主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と、急いで行きます。急いでイエスを探しに行きます。そして、飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てます。「その光景を見て、羊飼いたちは、この幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせ」ます。羊飼いたちの話を聞いた人々は、その話を不思議に思いますが、「マリアはこれらの出来事をすべて心に納めて、思いめぐらしてい」ました。
 
 羊飼いたちの振る舞いは、私たち自身の振る舞いでもあります。私たちもイエスを急いで探しに行き、イエスを探し当て、イエスを人々に知らせましょう。人々は不思議に思うかもしれませんが・・・。
 
           kita
 
(日中)イザヤ 52/7-10 ヘブライ 1/1-6 ヨハネ 1/1-18
 
 福音朗読では、ヨハネ福音書の冒頭部分が読まれました。この中でイエスは、「神のみことば」と呼ばれています。それは、イエスが神を完全に掲示する方であることを示しています。イエスの言葉は、まさに神の言葉であり、イエスの行いは、まさに神の行いであるということを意味しています。私たちは、イエスという一人の人間を通して神に近づき、神を知ることができるのです。
 
ある意味では非常にまわりくどいやり方かもしれませんが、神は、このようにしてご自分を啓示されたのです。神は全能な方ですから、地上をあまねく照らす太陽のように、ご自分の存在を一瞬にしてすべての人に知らせることもできたはずです。否応なく信じざるを得ない形で、ご自分を啓示することも可能であったはずです。でも神はそうはなさらなかったのです。
 
 私たちにとって必要なことは、イエスの教えを学び、それを受け入れ、そしてイエスとともに生きることができるようになることです。そうすることによって、父なる神とも緊密に結ばれていくのです。クリスマスにあたり、私たちがもっとイエス・キリストに結ばれますように祈りたいと思います。
 
鈴木英史

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