信仰って何でしょうか。困ったときの神頼みでしょうか。ある人々は、「信仰はそんなものではない」と否定するかもしれません。もちろんそれだけでは不十分でしょう。
でも今日の福音書を読む限り、やっぱり困ったときの神頼みもOKだと言えるような気がします。人間の力を超える生と死の問題になると、どうやら人間の力では及ばないからです。といっても、イエス様だって、当時の人々全員を死からよみがえらせたわけではありません。彼は死や病気を通して絶望に陥っている人々に、人間として生きることの意味を与えてくれたのだと言えないでしょうか。いつ、どんな状態の中にあっても、「わたしはあなたと共にいるよ。決してあなたを見放したりしていないよ」と訴え続けるイエス様に深い信頼を置きながら、今与えられているこのいのちの恵みに感謝すると共に、それを周りにいる人々のために少しでも寛大に使うようにしたいものです。
パオロ
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