ロ-マは、その属州に対しては徴税人の「入札制度」を設けました。徴税人はうまいことやってザアカイ(ルカ19:1-10)のように、金持ちが多かったようです。しかも「現金による納税」だったので、庶民の負担は大変でした。そこでイエスの反対者たちは、イエスをジレンマにかけたのです。「皇帝への納税」認めれば、庶民の反感を受けるだろうし、認めなければ、皇帝への反対者としてうったえられるのです。イエスは「銀貨」を持ってこさせ、その肖像は誰のものか聞きます。そして「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に」と答えられました。
この答えは私たち一人ひとりにも当てはまります。私たちは「人の心を全て作られた主」(詩篇33:15)のサインが心に押されているからです。洗礼・堅信・叙階の時の「霊印」もあります。私たちの心を神にお捧げしたい。
tpaolin
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