今日の福音を読むと、『証し』という言葉がよく出て来ることに気付きます。
その『証し』とはどんなものでしょうか。先日、3月17日は、『長崎の信徒発見記念日』でした。当時の信徒たちからしてみれば、この出来事はまさに『カトリック司祭発見記念日』と言えるものでしょう。先祖の言い伝えを信じながらも、カトリック教会の正統の信仰を受け継いでいるかどうか不安があったことだろうと思います。それが司祭との出会いによって確認されたのです。その時次のようなやり取りがありました。
@「あなたはどこから来ましたか?」
「私はローマのパパ様から遣わされて来ました。彼の名前はピオ9世です」
A「あなたの奥さんにご挨拶したいのですが?」
「私は独身で、奥さんはいません」
B「それならサンタ・マリアのご像はどこにありますか?」
「サンタ・マリアのご像はココですよ」
後2週間ほどで聖週間を迎える私たちですが、古い自分を脱ぎ捨て、ローマカトリック教会の教えを学び直し、マリアの恵みをいっぱいいただきながら、自分の召された道をしっかり歩んでいくことこそが、周りの人々に対する「カトリック信者」としての証しではないでしょうか。
パオロ
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