イエスのみ心の祭日を祝ったばかり私たちは、今日、聖母のみ心にスポットを当てて、そのやさしさや暖かさを感じながら、聖母のみ心の祝日を祝い喜びます。
今日の福音に描かれている12歳のイエスのエピソードは自分の胎を痛めた子供に対する気配りと心配に満ちたお母さんの心を浮き彫りにするものです。神殿で聖書の専門家と話をしている少年イエスの場面はご自分の使命と召命に対する目覚め、そして聖母マリアのいなくなった子供のうれしい発見という二つの神秘的な現実を黙想の材料として提起してくれます。
「母はこれらのことをすべて心に納めていた」という言葉を読んでわかりますように、その時、聖母マリアは深い宗教体験をされます。その時の聖母のみ心の姿勢に対して私たちは感慨無量で、聖歌にありますように、その心は “樫の木”のような強いもので、私たちを安心のうちに包んでくれる心だと感じるのではないでしょうか。聖母マリアの母性愛に溢れるみ心に倣って、サレジオ精神の中心である“牧者の愛”を培っていきたいと思います。
Loro Piana
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