洗礼者ヨハネは先駆者ヨハネとも呼ばれ、イエスを先駆ける者としての存在は有名です。そんな彼は、自分のことを「その方(イエス)はわたしの後から来られるが、わたしはその足の履物をお脱がせする値打ちもない」と述べたことはよく知られており、第二朗読でも引用されています。
このような洗礼者ヨハネの誕生の次第が福音では述べられますが、名前をつける段階になって親戚間で問題が生じたことがわかります。イスラエルでは親類から名前をもらうのが通例のようですが、ヨハネの場合は神からのお告げにより、またザカリアの受けた奇跡から名前が決まっていきます。
この場面においても神の力が目一杯に働いていることが明らかです。一つの出来事を通して神が働きかけられることはたくさんあります。わたしたちの日常においてはこのような劇的な出来事はほとんどありませんが、ヨハネの謙遜さを学び、また神様の望みを探りながらそれを受け入れることができるように祈りもとめたいものです。
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