今日は、「イエスの母となる」と言う神のメッセージが、天使ガブリエルによってマリアに告げられたことを記念する日です。
当時、自分が救い主の母になるかもしれないと、ナザレの女性たちはひそかな期待を持っていたようですが、マリアにはそのような考えはありませんでした。「なのに」、「どうして」という戸惑いがマリアにありました。
「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む」。天使のこの言葉を耳にした時、神のメッセージは引き受けられました。
わたしたちは、本当に有り難いことだと胸を撫ぜおろしますが、それに続く数々のマリアの苦労には気づかされません。神の考えのすべてを心底から納得されたのは、おん子が息を引き取った時だったでしょうか。聖霊が降臨した時でしょうか。体の腐敗を免れておん子のもとに行かれた時でしょうか。
その間、マリアを支えた信仰を、わたしたちの生活に反映させる恵みをいただきたいものです。
道
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