週日のみ言葉と福音朗読

今日の『み言葉』(聖書朗読箇所)をよく噛んで、ゆっくり味わいながら頂くように致しましょう。
 
『み言葉』はリンク先「今週の聖書朗読」で読むことが出来ます。どうぞご利用下さい。
 
 
音符のイラストのところをクリックすると、朗読を聴くことが出来ます。
 
朗読者:石川裕美
83      四旬節第5土曜日 ヨハネ 11・45−56
エゼキエルの預言とカイアファの預言。全ての預言は、キリストによって成就されていきますが、そこで不思議に、また面白いと感じることは、神様は人間の過ちによって成されたものをも上手く利用されるということです。カイアファの「一人の人間が民の代わりに死に、国民全体が滅びないで済む方が、あなたがたに好都合だとは考えないのか。」という言葉は、イエスを死に追いやることの意味を人間的な考え、政治的な考えから、イスラエルの安全と平和を考慮(計算)して訴えているものであったのに、最終的に神様はイエスのその死が、イスラエルだけでなく全世界の救いとなることを意味するものと高められたわけで、私たちはここに神様の計らいの限りなさを見ることが出来ます。
 実際に私たちの犯した過ちをも、後にはすごい恵にかえて下さり、私たちの悲しみを思いもよらない形で喜びにかえて下さったことを私たちは幾度となく体験しているわけです。
 「私は傷をもっている。
     でも、その傷のところから、
        あなたの優しさがしみてくる」 (星野富弘)
mickey sdb
 
四旬節 第5土曜日 ヨハネ11・45−56.mp3
 

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Last updated: 2015/8/19