福音書は重い皮膚病に罹った人がイエス様に出会い、癒されたことを報告しています。「主よ、御心ならば、わたしを清くすることがおできになります」と重い皮膚病に罹った人は願い出ます。ここに彼の謙虚さ、おゆだねの心、信仰希望が煮詰まっています。神の摂理に対する信頼、マリア様のお告げの場面での受諾の表明“お言葉どうり、この身になりますように”(ルカ1:38)に匹敵するおゆだねの心が示されています。
イエス様は彼のおゆだねの心、信仰告白に慈しみと思いやりの心を示され、病を癒されます。当時、アンタッチャブルだった思い皮膚病の人にイエス様は手を触れ、その人をかけがえのない存在、人格をもった存在として受け入れておられます。
今日の福音から、日々かかわりを持っている人たちをどのように受け止めるべきか、振り返りの材料をいただき、今日をイエス様に捧げる三人の博士達の宝物といたしましょう。
国松神父
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