今日の福音では、お返しができない人を宴会に招待しなさいというメッセージがあります。私たちが、何か人に物を贈ったり、もてなしたりするときには、これから、「よろしくお願いします」というあいさつや、好意をもたれることを期待して行うことが多いと思います。
わたしたちは、家族や友人に尽くしているのに理解されないとき、「これだけしてあげているのに、なんで私の気持ちを理解してくれないんだろう。」と思うことがあるかもしれません。
そんなわたしたちに今日の福音は、あえてチャレンジをしてきています。わたしたちが人を受け入れ、愛するというときに、もし見返りを求めるなら、それは自分が受け入れてもらいたいから受け入れるのであり、愛されたいから愛するのです。それは、自然なことかもしれません。しかし、イエスが私たちに示してくださった愛は、無償の愛であり、自分を憎む者に対しても注がれる愛です。その愛に生きるよう、わたしたちも招かれているのです。
noby
|