週日のみ言葉と福音朗読

今日の『み言葉』(聖書朗読箇所)をよく噛んで、ゆっくり味わいながら頂くように致しましょう。
 
『み言葉』はリンク先「今週の聖書朗読」で読むことが出来ます。どうぞご利用下さい。
 
 
音符のイラストのところをクリックすると、朗読を聴くことが出来ます。
 
朗読者:石川裕美
306      年間第29水曜日 ルカ 12・39−48
 
 「人の子は思いがけない時に来る」。これはもちろん終末の出来事のことが言われているのであろう。しかしイエスが私たちのところに来られるというのは、日常の人間の時間の中に突然神の時が訪れる、そういうことも表していると言える。神の時、つまりイエスが私たちに働きかける時は突然訪れるのだ。
 
 日常生活において、人間の計算を超えたところで、イエスは私たちのところに来られ、私たちに働きかけ、話しかけ、導いてくださる。時にはそれは、自分の無力さを痛感し自信やプライドが大きく揺らぐ時かもしれない。または優しさや愛に触れ、心が大きく動かされる時かもしれない。とにかく、イエスが私たちのところに来てくださるのは、私たちの予想を越えた思いがけない時なのだ。
 
 私たちにとって大切なのは、このイエスの働きかけに気づけるかどうか、そしてそれに応えられるかどうかということだ。私たちは多くの場合、それに気づかずにただ嘆いたり、素通りしたりしていることが多いのかもしれない。いつイエス様が来られてもいつでも対応できるように、いつでも準備ができている生活を送ることが大切だ。勝負は日常生活にある。いつも神様とつながっている生活、神様を中心にした生き方、それを心がけていきたい。
 
Tsujiie
 
年間 第29水曜日 ルカ12・39−48.mp3
 

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Last updated: 2015/8/19