イエスは「群集は、わたしのことを何者だと言っているか」と尋ねられました。この問を現代の人々にあてはめて考えてみると、面白いと思います。自分の同僚や友人、家族は、イエスのことを何者だと言っているのでしょうか。ある人は、「世界史の教科書に出てくる人」と言い、またある人は「イエスは、伝説の人でしょ」と言っています。その他多くの人が、イエスについて知らないか、偏った見方しかしていないのです。
イエスは、弟子たちに「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか。」と質問されました。この質問は、イエスを信じて従っている人々にあてはめて考えてみましょう。あなたなら、何と答えるでしょうか。イエスは、ペトロが「神からのメシアです。」と答えた後に、「人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちから排斥されて殺され、三日目に復活することになっている。」と言われました。特に「必ず多くの苦しみを受け、」というところが、理解しにくいところでしょう。しかし、イエスを信じる者たちが、誰かが苦しんでいるときにそばにいて、共に苦しみを担うならば、イエスとはどのようなお方なのかは、人々に伝わっていくに違いありません。
Noby
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