「あなたたち偽善者は不幸だ」。なんときついみ言葉。イエスはかつて「7つの幸い」を語られたのですが、今日は「7つの不幸」を説かれ、今日のミサではその1部が朗読されます。
真剣に黙想していたら居たたまれなくなって穴があれば入りたいくらいです。身をつまされると言うか、人ごととは思いきれません。
そこでこの言葉はどのように訳されているか、手元にある聖書を取り出して調べてみました。個人訳も含めた9種類の聖書で、「わざわいだ」のニュアンスのあるのが4つ。「不幸だ」が2つ。「のるわれよ」、「いまわしい」、「なげかわしい」とさまざまでした。
わたしの耳に今でも懐かしく響いてくる説明はこれです。「お気の毒に」。イエスの同情と愛情にあふれた言葉ではないかと思いますと、いまは帰国された司祭のこの言葉は忘れることはありません。
道
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