「あなたがたのうちでいちばん偉い人は、仕える者になりなさい」。
司祭となって感じる大きな変化の一つは、皆から「様」と呼ばれるようになることかもしれない。初対面の人はもちろんだが、今までいろいろとお世話になり、到底頭の上がらない方からも「神父様」と呼ばれてしまうと、非常に恐縮してしまう。しかし、慣れというのは怖いもので、次第にそう呼ばれることに違和感を覚えなくなってしまっている。
今日のみ言葉は、そんな自分に向けられた言葉のように思える。「司祭=偉い人」と考えるのは傲慢かもしれないが、司祭というだけで(自分の資質とは関係なく)敬われてしまう司祭は、まさに神と人とに仕えるために任命された者であるということを思い出さなければならない。そしてこの言葉を言われた本人、最も偉い方であるイエス・キリストがすべての人に仕えるために、愛するために来られた方であったということを。
missin
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