彼らの議論とは「復活論」で、モーセが言った言葉「私はアブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である」とありるではないか。神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神だ。』というイエスの姿を見た律法学者が一人、ごく当たり前の質問をして、イエスの答えを聞きます。驚きながらも納得している有様が、今回の場面です。
なぜ、この質問に対して律法学者は驚いているのでしょうか。先の議論があったから、質問し確かめたのではないでしょうか。イエスが最後に言った言葉と同じ感触を持ったのかもしれません。「神の国に近い」。
議論を聞いて、もしかしたら・・。答えを聞いて、やっぱりそうなんだ。そういう感覚ってありますよね。
憎しみ対立しているように見えたイエスを律法学者が、自分の分身のように身近に感じられた瞬間です。
新しい考えではありません。深く根ざした生き方を受け継いできているのです。それをイエスを通して確信したことでしょう。
POOH
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