ミッシェル・クオストの「神に聴くすべを知っているなら」という本をもとにしたサレジオ会の藤川神父のイエスの十字架の道行きの小冊子の中に以下の言葉があります。「あなたの十字架はあなたに合わせてすでに作られているのです」。
今日の福音の中でイエスは私たちに「自分を捨て日々自分の十字架を背負って私に従いなさい」と言われます。イエスに従うということは自分の十字架を背負うということです。私たちには一人ひとりに与えられた十字架があります。しかし、弱い私たちはそれを人に負わせようとしたり、それを見ないふりをしてしまいます。イエスは逃げることなくそれを背負いなさいと言われるのです。そしてそれは自分に背負い切れないほどの十字架ではなく、私たち一人ひとりに合わせたものです。さらに忘れてはならないのはイエス自身が私たちと共に歩んで下さるということです。
自分に与えられた十字架とは何でしょうか?まずはそれを黙想し、そしてそれを担う勇気と力が与えられますように祈っていきたいと思います。
Hiro
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