手品を見るとき、タネが知りたくなるものです。でも、それがわからないからこそ手品は面白く魅力があるわけで、もしタネが明かされると、その巧妙さに感心するよりも、なんだそんなことかとがっかりし、新鮮な驚きも一瞬にして色あせてしまうものです。
ファリサイ派の人々は、イエス様が本当のメシアか知りたくて「しるし」を求めます。これは言ってみれば、手品で言うと、タネを明かせと言っているようなものじゃないでしょうか。だから、実際に「しるし」を彼らに見せたところで、感動し、それでメシアだと信じて認め、受け入れられるようになるのか疑問でもあります。
私たちは、イエス様がメシアであるのかないのかと暴こうとしたり、疑ったりせず、イエス様の示される慈しみと憐れみ、愛情が神様のものであると素直に受け止め、受け入れることが求められているのです。
神様の愛の驚きと感動を素直に味わうようにしましょう。
mickey sdb
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