イエス様は三日間もご自分に付いて来た人々を哀れんで、パンの奇跡を行われたのです。約4000人の人がいたと言うのですから、パンの数はひとり一個としても4000個以上だったでしょう、またおかずの魚にしても、めざしのようなものでしたでしょうから、2匹づつで8000匹必要でした。また残りが7かごあったのですから大変な数だったでしょう。皆が満腹したと言うことは、4000人がそれぞれ自分の好みの味になったパンと魚を好きなだけ戴けたことです。それにイエス様はきっと水も用意されたことでしょう。碑文谷の教会からJR目黒駅まで約3キロメートルありますが、その間に10軒程のパン屋やコンビニ、スーパーなどがありますが、そこにあるパンを全部集めても、200人分にもなりません。食べ物の豊富な国の大都会でさえこの程度ですから、2000年前のイスラエルの、そのまた人里離れた場所で、4000人分のパンと魚を一度に集めることは到底不可能なことでした。
イエス様はただ説教で霊的恵みを与えただけでなく、一人一人のことを考えて必要なものを与えて下さったことがよく解ります。愛はかたちになって表されなければ本当の愛ではない、との教えを銘記いたしましょう。
R.S
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