今日のメインディッシュはビタミン“愛”たっぷりのイエスの行為とハンセン氏病患者の信仰と身のゆだね。二人の出会いは感動を呼ぶ。イエスを私の救い主として認め受け入れ、病の癒しをゆだねる。「御心ならば、私を清くすることがおできになります。」この願い、祈りには全面的なゆだねの心が表されている。「イエス様、あなたにすべてをお任せ致します。」
イエスはその心を汲み、「手を差し伸べてその人に触れ」られる。この行為はイエスのやさしさを表す。アンタッチャブルな、没交渉の、のけ者にされた人を仲間として受け入れ、かけがえのない人間としてかかわるイエスの心の広さを示す。これはまさに放蕩息子を迎える父親の大きなゆるし、息子としての権利を返す父親の姿を彷彿とさせる。(ルカ15:11〜32)
このイエスのぬくもりのあるかかわりを私たちが学び実践すれば、小学生・中学生にいじめや自殺を思いとどまらせることができるのではないだろうか。
また、病の癒しを受けた人の喜びと感謝に心を向けよう。イエスの忠告を無視してその喜びを周りの人に伝える彼の行動を、私は今日の営みに再現することが求められる。私は彼以上に恵みを、御聖体というとてつもない恵みをいただいているのに、喜びと感謝の叫びを上げていない。なぜ?今日一日心に思い巡らしてみよう、この「なぜ?」を。
松永神父
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