イエスは“霊”の力に満ちてガリラヤに戻ったとあります。“霊”の力がどのように人々に伝わるのかを福音書で確認すると、ことば、つまりイエスの話されることばによって人々に“霊”が与えられています。“霊”を与えられた人々は感動し、イエスをほめたたえ、驚きを表すなど様々な反応があったことがわかります。
私たちも一人ひとり同じ“霊”が与えられています。けれども毎日の生活において、私たちのことばや行為に“霊”のはたらきが現れているようには見えません。しかし、ときどき私たちは自分でも気づかずに誰かに“霊”のはたらきを伝えていることがあります。それはある人から突然、感謝されたときに、「そんなことをしただろうか」「そんなはなしをこの人にしただろうか」と感謝されること自体を覚えていないことがあります。これは私の意思ではなく、私を通して神がこの人にはたらきかけたのです。私たちは私たちが思いもよらない方法で“霊”のはたらきを伝えていることがあります。だからこそ私たちは神としっかりとつながっていることができるように心身を整えておく必要があるのではないでしょうか。神のことを思い出す時間、祈りを大切にすることを忘れないようにしたいと思います。
T.K
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