今日の福音で、ぶどう畑で働く労働者と雇い主のたとえが読まれました。主は朝から働いた人にも、12時から働いた人にも、3時から働いた人にも、そして夕方から働いた人にも同じように1デナリオンを支払っています。
ぶどう畑で働くよう招かれた人たちは、この1デナリオンの約束で働いていました。でも、いざお金を受け取る時に、朝から働いた人と夕方からの人とでは違いあるのではと思うのも当然でしょう。実際は約束通り、同じ1デナリオンでした。受け取る側からすれば不公平に思えたとしても、与える側である神はこうおっしゃいます。「友よ、あなたに不当なことはしていない。あなたとわたしと1デナリオンの約束をしたではないか。自分の分を受け取って帰りなさい。わたしはこの最後の者にも、あなたと同じように支払ってやりたいのだ。自分のものを自分のしたいようにしては、いけないか。それとも、わたしの気前のよさをねたむのか」と。今日の福音を通して私たちも、神から招かれて今がある、ということを黙想しましょう。
TH
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