針の穴と言った場合、二つの意味が考えられますが、ここでは「針の尻にあいている、糸を通すための穴」のことです。「針を突き刺してあけた穴」という風に解釈したとしても、小さな穴を表現していうという点では変わりがなく、大きな間違いには至りませんが、英語の聖書や、できればギリシャ語の聖書を紐解いてみると、「日本語という言葉の壁から来る誤解」を避けることができます。また、日本語の聖書でも、翻訳によってそれぞれ固有の表現・味があり、いろいろな聖書を読み比べてみると、長年の疑問が解けたり、あるいは、新しい疑問が湧いて来たりするものです。
学生時代に「英語の辞書は、三冊は買って読み比べをしなさい」と教わりましたが、今日は皆さんにこう言わせてください。聖書は、三冊は買って読み比べてみましょう。
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