長野県にある野尻湖という場所で、全国の少年たちを対象とした召命錬成会にスタッフとして参加した。小学生の部と中高生の部があるが、子どもたちと関われば関わるほど、神さまは子どもたちが大好きにちがいないと感じずにはいられない。子どもの素直さ、単純さに接すると、自然と愛おしい気持ちが生じてくるものではなかろうか。それだけに、少年犯罪の報道などは人々や社会への衝撃が大きい。
「この子どものようにならなければ」とイエス様は言う。子どもと関わりながら「この子どもたちのようになりたい」とわたしはいつも思う。どんなに勉強しても、どんなに黙想してもこの子どものようにはなれないのではないかとも感じる。わたしは子どもたちに要理教育をする。聖書の話もする。信仰とは何か説いたりもする。しかし、子どもたち、とくに弱く小さい子どもたちは私にとって信仰の模範である。「律法を知らない」から「神を愛することを知らない」といってユダヤ人社会で蔑まれた子どもたちは、神さまの前でどのように生きるべきかを知っているのだ。
DAISUKE
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