復活節の最初の8日間は「復活の8日間」と言われ、毎日主の復活に関する福音箇所が朗読されます。今日の福音書では、弟子たちが復活の主イエスと出会ったにも関わらず、「恐れおののき、亡霊を見たのだと思った」「うろたえている」「心に疑いを起こす」「まだ信じられず、不思議がっている」といった様子でいることが記されています。そんな弟子たちに対してイエスは「彼らの心の目を開き」ます。イエスの受難と死に際して自分たちの身の危険を感じて自分(イエス)を裏切り、逃げてしまった弟子たちの弱さを知っているからこそ、彼らの心の目をイエス自身が開いて下さったのでしょう。
さて、私たちはこの箇所を通して何か感じるものがあるでしょうか?私たちはイエスを信じ、洗礼を恵みを頂いて日々の生活を送っているわけですが、時として信じることが難しく、恐れおののいたり、うろたえたり、疑いを起したり、不思議がったりすることがあると思います。そんな時こそ、こんなふうに祈りたいものです。「イエスさま、私の心の目を開いて下さい。あなたの言葉が私の中で実現していると感じることができますように。」
ぼすこ
|