この聖書の箇所は、11章のラザロの復活と13章の最後の晩餐の間に入っています。ラザロを蘇らせたイエス様は、最高法院から死刑のための「逮捕命令」が出されました。そんな中で、イエス様にとってホッと出来る最後のひと時を彼らの家で過ごされました。状況が状況だけに、マリアは愛するイエス様の足に、ラザロの埋葬の時にも使った彼らの持っている最高の宝・香油を注ぎます。姉のマルタは、ラザロの蘇りの時「あなたは神の子、メシア(油注がれた者)であると私は信じております」と信仰宣言しました。今度はマリアが人類を代表してイエス様に油を注ぎ、彼女の信仰告白としたのです。マリアの行為は「愛の行為・信仰の行為」として死に向うイエス様の大きな慰めになったのです。
tpaolin
|