ヘロデ王のエゴイズムにより多くの幼子の命が奪われる事になってしまいました。救い主の誕生の祝いの影にこんな恐ろしいことがあった事実を、賑やかにクリスマスをお祝いした人々の中で、どれだけの人が知っているのでしょう。
しかし、幼子の殉教はあの時だけではありません。人間のエゴイズムにより奪われる命は後を絶っていません。特に現代の日本社会において、人口減、少子化の問題が深刻化していますが、その裏には堕胎の現実が溢れているわけです。自分の幸せの妨げと見なされて闇に葬られていった幼子の命に慰めと光が与えられますように。
ヨハネは記しています(第1朗読)。「たとえ罪を犯していても、御父のもとに弁護者、正しい方、イエス・キリストがおられます。この方こそ、私たちの罪、いや、私たちの罪ばかりではなく、全世界の罪を償ういけにえです。」と。私たちのどうしようもない弱さによる過ち、罪をゆるし、痛み、悲しみを癒して下さいますように。
mickey sdb
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