12使徒の中でも、あまり目立たない聖シモンと聖ユダ。今日の福音の中でも、この二人は最後の方に紹介されています。
聖シモンは12使徒の一人として列挙されている以外知られてはいません。エジプトとペルシャで宣教した後、聖ユダと一緒に殉教したと言われています。
聖ユダは、イスカリオテのユダと同じ名前だったために、混同、誤解されて長い間、不当に冷遇されたようです。でも、このことから19世紀ごろになると、無実の罪に苦しむ人、誤解による失意の内にある人たちの守護の聖人として大切にされるようになります。
現代でも誤解や偏見、無理解、不当な差別を受けて苦しむ人がたくさんいます。他人ごとではなく、時にそんな体験を自分がしたりもするものです。そんな苦しみから解放されるように、その痛みが恵みに変わるように、理解されずに殉教の死を遂げた二人の使徒の取り次ぎを求めて祈りましょう。
mickey sdb
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