今日の福音はイエスが弟子たちを遣わされる場面です。有名な 「収穫は多いが、働き手が少ない」という文言があります。この文言に対して二つのエピソードを聞いたことがあります。一つは「召命のために祈るけれど、自分の家族から召命が出るように祈っているか、人任せになっていないか」ということ、もう一つは 「召命が減っている減っていると嘆いているが、召命と同様に信者 の数も減っているから問題はない」というものです。どちらも的を得ているなと思います。しかしどちらも私たちの胸 に何か痛みを与えるものではないでしょうか。
さて福音に目を向けてみると宣教に当たってイエスが言われていることはすべてが与えられるということだと思います。何も持って行くな、必要なこと以外は語るな、必要なものは与えられるという ことです。神様のために働くのならばそれはすべて神様が用意してくださるというように理解できるのではないでしょうか。ここにも神様への信頼が示されていると思います。
神様への信頼、それはキリスト者にとって根本的なものだと思い ます。召命に関しても然りです。キリスト者として生きる私たち自身、神様に信頼して生きるということを実践するように恵みを願いたいと思います。
fsdb
|