祝祭日・記念日 固有の福音朗読

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朗読者:石川裕美
4      12月25日 主の降誕 祭 夜半 ルカ 2・1−14
 
 今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。イエスの誕生は歴史的な事実である。ルカはキリニウスがシリア州の総督であった時にイエスが生まれたと記している。イエスの誕生日は知られていない。初めの頃、教会は、キリストの全神秘を記念する復活祭だけを祝っていた。しかし三世紀になって、キリストの誕生を特別に祝う望みが生まれてきた。正確な誕生日がわかっていなかったので、もっともふさわしい日を選ぶことができた。こうして太陽神を祝う12月25日を正義の太陽キリストの誕生日にあてたのである。六世紀にはローマ建設から数えていた古い暦が、キリスト誕生の年を基点とする暦に変えられた。この計算には4〜7年の誤差があるそうだ。でもそれは重大なことではない。大事なのはイエスの誕生によって新しい時代が始まったということである。
 
 天使たちは「いと高きところには栄光、神にあれ。地には平和、御心に適う人にあれ」とこの晩、神を賛美して歌った。神の御心、それはだれも排除しない神のいつくしみである。すべての人をつつみこむ神の愛と慈しみが現われた夜、人間の新しい時代が始まったのである。父なる神は最愛の御子をおくることによって、人間と世界を肯定してくださった。これがクリスマスの喜びである。この大きな喜びを私たちも告げ知らせていこう。
 
村上康助 sdb
12月25日 主の降誕(夜半のミサ).wma
 

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Last updated: 2014/10/13