今日のみことばは復活されたイエス様との出会いを伝えています。弟子たちは故郷ガリラヤに帰り、日常の営み、漁に出ます。イエス様との宣教生活のため、腕が鈍ったのか、イエス様なしで仕事をしたためか、その日は収穫なしで漁を終えようとします。そのとき、岸の方から「舟の右側に網を打て」という声を聞き、その通りにすると、大漁の恵みを受けます。そのとき、かつてあった同じような出来事を思い出したヨハネが「主だ!」とペトロに伝えます。ペトロはすぐに服を着て、飛び込み、泳いで岸へ向います。愛する者の感覚は鋭く、識別し、行動します。ヨハネは大漁にイエスを見、ペトロはイエス様に逢うため、すばやく行動します。
さて、岸で待っておられるイエスに目を留めましょう。炭火を起こし、小魚を焼き、パンを準備して、労をねぎらうイエス様がおられます。このやさしさを日々の営みで実践することが、復活の喜びを生きることになると教えてくれます。
イエス様が準備してくださるパン、御聖体をいただく者は、ヨハネのようにイエス様を識別する力を、また、ペトロのようにすばやく行動する力を身につけ、日々かかわる人に優しさを配ることが求められます。
国松
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