羊飼いは、いくら沢山の羊を飼っていたとしても、その1匹1匹はとても大切な存在で、そのうちの1匹でもいなくなったら、決してあきらめたり見捨てたりすることなく捜すもの。イエス様は、そんな羊飼いの姿を私たちに思い起こさせる事によって、神様の姿、思いを私たちに気付かせてくださいます。
全世界にいくら大勢の人類がいたとしても、神様にとって一人一人が大切な存在であり、神様は、かけがえのない命として大切にしてくださる方。「荒れ野」で彷徨う者を捜される方。神様にとって「私」はかけがえのない命であることに、イエス様は気付かせ、慰めて下さいます。
第1朗読で扱われているイザヤ書のその箇所は、イザヤ書の中でも「慰めの書」と呼ばれているところです。異国の地(「荒れ野」)に連れて行かれたイスラエルの民に向けられた神様からのメッセージで、彼らに慰めと希望を与えました。
今日の福音は、私たちにとっての「慰めの書」です。神様の慰めのメッセージを深く味わいましょう。神様がそばにいてくださらないと感じてしまう「荒れ野」の中で、孤独と不安を感じながら生きている人に、特に慰めと希望を与えて下さいます。
キリストの慰めの言葉は私たちに向けられています。「荒れ野」から抜け出しましょう。「荒れ野」にいる人に伝えましょう。
mickey sdb
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