「御父がどれほどわたしたちを愛してくださるか、考えなさい。それは、わたしたちが神の子と呼ばれるほどで、事実また、そのとおりです。」
「御父がこの私を愛して下さっている。」よく考えてみると実はものすごいことです。人類の歴史が始って以来何百億人もの人が生まれてきたのでしょうが、御父は例外なくその一人ひとりを愛され、またその何百億分の1であるこの自分をかけがえのない存在として認めてくださっているというのです。ヨハネは「よく考えなさい!」と言っていますが、実際その通りです。これはよーく心の中で繰り返し、繰り返し味わってみる必要があるでしょうし、不思議な気持ちにすらなります。
ここまでくると、ひるがえって自分の他者への関わりを考えざるをえません。「果たして自分はまわりにいる人をかけがえのない存在として認めているのか?」と。自分が関わってる人の数はそんなに多いはずではないのに、その人のためにほんの少しの時間を使うことすらためらってしまうことがあります。「世の中には多くの見捨てられた人がいる!」と嘆く前に、「これじゃ?神様の愛は人に届かないな」と自分のことをまず反省しなければなりません。
「御父が私を愛してくださっている」というこの言葉は、大きなチャレンジでもあるのですね。
Daniel
|