注)「主の降誕」の祭日が日曜日にあたる年の12月30日は、「聖家族」の祝日として祝われることになります。
福音朗読をお聞きなる場合は、それぞれの年の「主日の福音朗読」にある該当箇所をお開きください。
女預言者アンナは、長い間、一人で神様に仕えながら生活してきました。84歳でイエスを見たときも一人でした。一緒に生活した人がいなくなった経験は、ますます彼女を神様に集中させたことでしょう。彼女にとっては神様だけが希望だったのです。その希望が目に見える形で目の前に現れた喜びはどれほどだったでしょうか。もう、一人ではない。インマヌエル、神様が一緒にいることを大きく感じたのではないでしょうか。
独居老人が巷では増えていると言われます。孤独のうちに人生の終わりを迎えるのはさびしいことではなかろうかと私は想像します。イエスは、一緒にいてくれる神様を求めている人のところに、今日も生まれ、希望を与えているのです。
KAUS
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