神殿とは一体何か。時の権力者とイエスとの見解の相違がはっきりと表される箇所です。
イエスは敬虔なユダヤ教徒と同じ考え方をしています。神殿は神の住まいであり、神様が民と共に歩まれている神聖な場所である、という考え方です。彼はたびたびこの場所で、神様の教えを群集に語っています。また彼の敬虔な家族が、イエスを神にささげた場所であり、彼の母であるマリアもこの神殿で神にささげられた神聖な場所です。
神殿が造られた経緯やその意味が忘れ去られていることに、イエスは嘆いています。それは神様の嘆きかもしれません。「律法を廃するために来たのではない、完成するために来たのだ」という言葉と対になる箇所だと思います。
神様は何を求めておられるのか、今一度、原点に立ち戻ることが求められているようです。
POOH
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