イエス様は、ファリサイ派の人々の行いや考えに惑わされて、真理、本当に大切にすべきことを見失わないよう弟子たちに注意を促しておられます。神様との関係のその筋をしっかりと見つめさせておられるようです。
ある人からこのような話を伺いました。その方は介護福祉の仕事のセミナーに参加したそうで、講師の方は「これは職業としてやる仕事であり、お金を頂いてする仕事なんだから、世話をするお年寄りの方から迷惑をかけられたり、たとえ嫌な事をされても、我慢してにこやかに接することが大切です。」と話していたとのことでした。これは一見当然、当たり前のこととして納得してしまいそうです。決して間違いとは言えないのですが、キリスト者としては、このアドバイスにおいて何かが足りない気がするのです。キリスト者としては、お年寄りの中にキリストの姿を見つけ、その方の中におられるキリストにお仕えするが故に、単に我慢してではなく、常に喜んで接する姿勢を大切にするのではないでしょうか。
社会通念に惑わされて、つい大切な視点を見失いそうになることがあります。神様との関係のその筋をキリスト者としていつも見失わないようにしたいものです。
mickey sdb
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