「持たない者は、自分が持っていると思うものまでも取り上げられるであろう」。
登山では、たとえそれが日帰りの予定でも懐中電灯を持って行くのが常識だ。疲労や事故、あるいは天候などの影響により、行動予定が遅れて日が暮れてしまうこともあるからだ。そんなとき、懐中電灯を灯せば比較的安全に下ることができる。
しかし、せっかく持っていても、ポケットに入れたままでは夜道を照らさず意味がない。そうして歩いているうちに崖から落っこちて命を失ってしまうかもしれない。持っている物をどのように使うか、そしてその物は何のためにあるのかをはっきりと理解しておくべきだろう。
私たちは光であるキリストをポケットの中に入れたままで、自分自身も周囲の人も照らしていないことが多いのではないか?
YS
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