今日の福音では、神の国を宣べ伝えてまわるイエスの姿があります。十二人の弟子たちや多くの婦人たちも一緒でした。一緒にいることによって、イエスの語られる言葉を耳にすることも多くなり、イエスのなさる業を目にする機会も多くあったことでしょう。一緒にいる、共にいることによって得られる喜びがそこにあると言えます。今、ここにある恵みに気づくことはとても大切だと思います。気づかないことによって、他の場所にその恵みを探し出そうとしてしまうかもしれません。福音書の中で、「自分の持ち物を出し合って、一行に奉仕していた」姿が記されていますが、それは神の国のメッセージが彼らに届いていたことの表れと言えましょう。
T.H
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