若者よ、起きなさい(ルカ7.14)
イエスが来られたのは、すべての人を「起こすため、覚醒させるため」でした。それは闇から光へ、恐れから平安へ、罪から赦しへ、悲しみから喜びへ、憎しみから愛へ、敗北から勝利へ、捕らわれの身から解放へ、そして何よりも死から新しい命へ移行させるためでした。これらすべてのことは、イエスの復活によって全くその通りに実現したのです。ですからイエスは言われました。「もうおびえることはありません。恐れることはありません」と。
誰にでも信仰が揺らぐ時があります。愛が低下する時があります。信仰生活に意欲を感じない時があります。そのような私達に「元気を出しなさい。起きなさい」とイエスは声をかけてくださるのです。うなだれている頭を上に向け、自分に向けられている目をイエスに向けるよう呼びかけてくださるのです。イエスの元にこそ希望があり、あふれる生命力があるのです。
坂梨四郎
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