「この子の名はヨハネ」。
今日の福音は洗礼者ヨハネの誕生の場面です。その中心となっているのはこの幼子にどういう名前をつけるかということです。人の名前には意味があります。それはその人の本質、あるいは使命、その人にだけ与えられた価値といったものを表していると言っていいでしょう。「ヨハネ」という名は「神は恵みを行う」という意味です。そのとおり、やがて彼は新しい「神の恵みの時」の到来を呼びかける者となっていきます。
今日、私たちは自分に命が、そして自分にしかない名前が与えられたということを思い起こしましょう。私たち一人一人の命は、その名前の実現に向けて神から与えられているということ。このような私たちの「召命」を、感謝のうちに生きていきたいと思います。
missin
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