週日のみ言葉と福音朗読

今日の『み言葉』(聖書朗読箇所)をよく噛んで、ゆっくり味わいながら頂くように致しましょう。
 
『み言葉』はリンク先「今週の聖書朗読」で読むことが出来ます。どうぞご利用下さい。
 
 
音符のイラストのところをクリックすると、朗読を聴くことが出来ます。
 
朗読者:石川裕美
217      年間第14木曜日 マタイ 10・7−15
 
 弟子の心
 
「ただで受けたのだから、ただで与えなさい」(マタイ10:7−15)
 
 今日のマタイの福音書では、12人の弟子たちが宣教に向かうにあたって、イエスの派遣のことばが述べられています。「何も持たないで行きなさい」とは宣教活動する弟子たちの姿勢です。物にとらわれたり、物を求めたりしないで、イエスのことばだけを頼りに宣教に出かけましょう。
 
 「ただで与えなさい」ともイエスは言います。弟子は自分の時間、自分の能力、自分の感情、自分の信仰をおしみなく与えなければなりません。なぜなら、自分が持っているものはすべて、神さまから無償で受けたからです。私たちのなかにあるものはすべて神さまからの賜物、そして神さまを通して出会った人びとからの賜物です。寛大に報いを求めず、神さまと人びとに戻すものなのです。
 
 弟子たちは神さまの道具ですから、心の貧しい者として、わずかなのもので満足し、勇気(信仰)をもって神さまのみ旨に従っていくのです。宣教の結果が、たとえ拒絶されたとしても、気にする必要はありません。足から埃を払い落とし、ただひたすら、神さまのメッセージを伝えることに励みましょう。
 
 マザー・テレサは「わたしは神さまの手のなかの小さな鉛筆にすぎない」と言っています。鉛筆できれいに字を書くためには、身を削らなければなりません。わたしたちもイエスの弟子なら、身を削りながら働きます。捨てられるまで。
 
A.C
 
年間 第14木曜日 マタイ10・7−15.mp3
 

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Last updated: 2015/8/19