「言葉」であるイエスのお口から出る「偽預言者に警戒しなさい」という注意には強いひびきがあります。「預言者」は自分の言葉を混ぜずに「預かった」「言葉」しか話さない「者」です。そのために彼・彼女の言葉には力があり、実現に向かい、回心と救い、そしてそれに伴う「幸せ」をもたらすことばです。
神以外のところから、神以外の者から幸せが得られるという宣言をする者はみんな「偽預言者」です。人の心に受け入れやすい形で「善」であるかのような「毒」を入れ込み、心からまことの神の声を聞かせる「良心」の敏感さを失わせます。
「幸せの基」に見える「麻薬・性の乱用・不正な富みの取得」などの魅力を起こす「神々の言葉」で人を迷わせる「偽預言者」は私たちの周りに溢れるほどいます。最終的に人生の滅びと人の「不幸」しかもたらさない者です。自分が味わっているその不幸を人にも味わわせるのです。
この偽預言者たちの「犠牲者」になっている人々、特に若者や青少年のために私たちは「預言者」としてまた「牧者」としての使命も頂いているのではないでしょうか。願わくは、預かっている神の言葉を生かしながら良い実を結ぶ者でありたいものです。
O・P
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