私は小さい時に、よく母親から「わが身をつねって他人の痛さを知れ」という言葉を聞かされました。自分で自分をつねれば、痛いのが解ります。痛いのはもちろん嫌です。ほかの人をつねれば、その人は痛いので嫌がります。だから自分でも嫌なことは、人にもしてはいけないと教えてくれたのです。
今日読まれる福音書のイエス様のお言葉、「人から自分にしてもらいたいと望むことを、人にもしてあげなさい。」は、「人がいやがることはしない」ということよりずっと積極的な愛徳の業を勧めているのです。私たちは今までになんども物をいただいたり、手を貸していただいたりして、嬉しかった経験があるでしょう。ですから、これからもっと実行してみましょう。人も神様も喜ばれることを。
RSDB
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