新約聖書の一番最初。
「系図」−ギリシア語原文では「起源」を意味する言葉が使われています。これは単なるルーツではなく、物語を表しているようにも読み取れます。一見するとただ名前が羅列しているだけのようですが、この中にはいろいろな人のストーリーが込められています。民族の繁栄と衰退の歴史も。それは人間の善と悪でもあり、神様の祝福と許しでもあります。そのストーリーの中に神様は自ら飛び込まれたことが記されているのです。
この系図・起源・物語には、人の目には重要でもなく、容易に忘れ去られる様な人々の名前も登場しますが、そのような無名(?)な人々を通して、神様の救いの計画は実現されていくことも示されています。
始まりを曲がりくねった線で書かれた神様は、続きもまた曲がりくねった線で書き、このイエス・キリストの起源の物語は今も続いていきます。
イエスはペトロ、パウロを召し出し、パウロは、テモテを召し出しました。・・・そして誰かがあなたを召し出しました。そしてあなたも他の誰かを召し出して、信仰のバトンをリレーして行きます。
この系図・物語がさらに続くように私たちにも神様から協力が求められているのです。
mickey sdb
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