福音のためにすべてを捨てるならば、生きている間は苦しいことも多いけれど、後の世では永遠の命を受ける、とイエスは言われます。生きている間がすべてであり、生きている間に自分のしたいことを実現することが何よりの価値と考えてしまいがちな私たち。なかなか「永遠の命」にまで考えが及ばないところが正直なところかもしれません。生きていることで精いっぱいで、後の世のことなんか考えられないと感じている人もいることでしょう。
さて、イエスのまなざしは何処に向けられているのでしょうか。わたしたちの日頃の苦労や葛藤そして弱さを知っているイエスが、あえて投げかけるこのチャレンジにどのように応えることができるでしょうか。すべてを捨てて従うとは?わたしにとって大切なことや人を置いてまでも、イエスに従うってどんなことなのか?それは私の生きている状況の現実の中でしか見つけられないものでしょう。前を向きながら、じっくりとうてみたいと思います。
jakinto
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