今日のヨハネの福音書で、一つの言葉を考えたいと思います。「私を見た者は、父を見たのだ。」
キリスト者とは、イエスを通して神を知り、体験する者です。イエスの言葉である聖書を通して、イエスを源とする秘跡を通して、イエスの生き方に習って生きることを通して、私たちはイエスを知り、そして体験します。そのことが神と出会うことであり、これがキリスト者の信仰です。「わたしを通らなければ誰も父のもとには行けない」という言葉も、これに通じるものです。つまりこれらの聖書の言葉は、第一にキリスト者の信仰を問うものです。
私たちは、時々、キリスト者でない人のことを考えて「かわいそうに」とか「救われない」とか心配しますが、まず第一に、これらの言葉がキリスト者に問いかけているように、自分たちに問いかけなければなりません。私たちキリスト者は、本当にイエスと出会って神を体験しているのかどうか。まず自分たちからはじめたいものです。
John Goto
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