週日のみ言葉と福音朗読

今日の『み言葉』(聖書朗読箇所)をよく噛んで、ゆっくり味わいながら頂くように致しましょう。
 
『み言葉』はリンク先「今週の聖書朗読」で読むことが出来ます。どうぞご利用下さい。
 
 
音符のイラストのところをクリックすると、朗読を聴くことが出来ます。
 
朗読者:石川裕美
109      復活節第3土曜日 ヨハネ 6・60−69 
 
 イエスは多くの奇跡や偉大な業をおこなった。そしてたくさんの人々が、イエスの弟子となって、イエスについていっていた。しかし、イエスが本当に大切なことを話した時、多くの弟子が離れていってしまった。今日の福音で、イエスの言葉を聞いた後、「弟子たちの多くが離れ去り、もはやイエスと共に歩まなくなった」と書いてある通りである。
 
 イエスは「私があなた方に話した言葉は霊であり、命である」と言っている。イエスの語っている言葉は、命をもたらすもの、本当に大切なことを教えてくれるものなのだ。イエスの言葉に耳を傾けていくことが大切である。イエスの言葉は、私たちの心の深いところに響いて来る。だが、心を静かにしてよく耳を傾けないとその言葉は響かない。
 
 表面的な楽しみにとらわれて自分が流されてしまったり、自分の感情に振り回されてしまったりする時、私たちは本当に大切なことを見失う。イエスのもとを離れ去ってしまった多くの弟子たちは、イエスのおこなった奇跡を表面的にしか見ておらず、本当に大切なことを見逃していた。イエスが大切なことを語ったとき、それが心に響かず、理解できなかった。
 
 イエスは、私たちにも、「あなた方も離れて行きたいか」と問いかけている。今日の福音でペトロは、「主よ、私たちは誰のところへ行きましょうか。あなたは永遠の命の言葉を持っておられます」と答えて、イエスのもとに留まり続ける。このペトロの言葉は、日本語のミサでは、聖体拝領の直前にいつも唱えられている言葉。これを心から唱え続けていくことができるように、いつも心を落ち着けて、イエスの言葉に耳を傾けていくようにしたい。
 
Tsujiie
 
復活節 第3土曜日 ヨハネ6・60−69.mp3
 

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Last updated: 2015/8/19